Watain来日公演@Shinjuku Holiday行ってきました。Erikめっちゃかっこよくて死ぬかと思った。Tシャツも買えたし最高。
Facebookを見て知りましたが、ジャパンツアーの後のシンガポール公演が中止になったそうです。下にニュース記事とWatainのFacebookコメントの翻訳を載せています。
ニュース記事を見る限りでは政府の干渉が原因のようです(Twitterでは運営の問題ではというのも見たが・・・)。サタニズムが「社会の調和を乱す」とのことですが、クリスチャンやムスリムが多数派でない国での弾圧は今時珍しい気がする。秋にシンガポール公演予定のSoilworkも一緒に槍玉に挙げられているらしい。Soilworkはサタニストじゃないのに・・・
WatainのFacebookコメントは、政府による表現の規制は不満を増大させるぞということですが、「お前らの天国を焼き払う」という表現がなかなかよく、表現の自由戦士かくあるべしという感じ(?)。
Channel NewsAsiaの記事
2019/3/8閲覧。
木曜日(3/7)の夜遅くに予定されているスウェーデンのブラックメタルバンドWatainのコンサートは、内務省(MHA)によって最近提起された「セキュリティ上の懸念」を受けて、情報通信開発庁(IMDA)によって中止された。
木曜午後の声明において、IMDAは、以前レーティングR18でコンサートを許可したと述べた。コンサートはPereira LoadのEXB Live Spaceで開催予定だった。
同声明によれば、「IMDAはバンドの歴史を鑑みて、宗教的に攻撃的な曲の禁止、宗教への言及や宗教的シンボルの使用の禁止、ステージで宗教的儀式を行わないことを含む、さらに厳しい要求を課した。」
しかし、木曜日、MHAはパフォーマンスが行われるべきではないという評価を下した、と声明は付け加えている。
IMDAによれば、「バンドが宗教を誹謗し暴力を推進してきた過去を鑑みて、MHAは、コンサートが憎悪を喚起しシンガポールの社会的調和を混乱させるという深刻な懸念を表明している。」
「Watainは悪魔主義的見解や、動物の死体や豚の血液をオーディエンスにかけるといった物議をかもす過去のパフォーマンスで知られている。また、反キリスト教的価値観を信奉しており、曲を通じてサタニズムを提唱し、暴力を肯定している。」
「そのため。MHAは公共の秩序を理由にIMDAにコンサートの中止を求め、IMDAはこれに同意した。」と当局は付け加えた。
木曜午後の時点で、Watainと他のグループSoilworkのシンガポールでのパフォーマンスを禁止するよう求めるオンライン署名は16000筆以上を集めている。
Facebookのイベントページによれば、Soilworkのコンサートは同じ会場で10/29に開催される予定である。
Change.orgの署名はRachel Chanさんによって始められたもので、彼女はバンドを「私たちが若者にいてほしい文化を(代表しては)いない」と表現している。署名は文化・地域社会・青少年省大臣Grace Fu氏に宛てられている。
「彼らの曲の中のサブリミナル・メッセージは死と自殺を含んでいる」彼女は付け加えた。
Watainのフロントマン、Erik Danielssonはコンサートの中止を糾弾した。
彼はAFPへの声明において「俺たちは20年近く世界中でツアーを行ってきたけど、信じないかもしれないが、こんな古臭い知恵遅れに出会ったことはない」と述べた。
彼はこの決定を「シンガポールのサポーターが自分自身で決断する能力がないかのように、他人の人生や決定を支配しようとする独善的な企て」と表現した。
WatainオフィシャルFacebookのコメント
シンガポールでの昨日の出来事を踏まえて、パフォーマンスを見るために旅してきたにもかかわらず、シンガポール政府の悲劇的な言い訳によって最終的にその体験を奪われた、シンガポール、インドネシア、サラワク(訳者註:マレーシアの自治州らしい)、ビルマ、ラオス、フィリピン、マレーシアのファンやフォロワーに誇りある挨拶を送る。
昨日、お前たち皆に会い、お前たちの目と精神の中に炎を感じたのは誇りだった。下らない奴らからの妨害なく、お前たちのために演奏できる日を楽しみにしている。
規制の裏にいる不名誉な鼠ども、お前たちの卑劣な行動は、お前たち自身の不幸の大釜を掻き混ぜただけだと保証されているから安心しろ。もし今まではこれらの男や女が「当局」に対して不信感や不満を感じていなかったとしても、もちろん今やそうではない。不満の炎は再び燃え上がった、お前たちの天国を焼き払うかもしれないぞ・・・