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観劇日記

【感想】ミュージカル『ジキル&ハイド』2018年ソウル公演

ソウルでの観劇旅行の1本目では、"Jekyll & Hyde"を見ました。ジキハイは初めてで、あまり予習しないで行ったので不安だったのですが、完全に杞憂だった。めっちゃ良かった!

 

↓今回観劇旅行の目次記事

iceisland.hatenablog.com

 

2018年11月25日(日)マチネ @シャルロッテシアター

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シャルロッテシアター。ロッテが経営するショッピングモールや遊園地の近くにある。名前に「ロッテ」が入っているのはそういう理由と思われる

キャスト

ジキル&ハイド:박은태 パク・ウンテさん

ルーシー:아이비 アイビーさん

エマ:민경아  ミン・ギョンアさん


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感想

タイトルロールのパク・ウンテさんがとにかくかっこよかった。善人(ジキル)の演技が上手かった。「善人」の役作りは難しいと思うけど、実直だけど垢抜けない若者ぽくて、ギリギリのところでリアリティがあって応援できるというか・・・。ジーザス・クライスト・スーパースタージーザス役をやっていた人だそうだ。台詞で結構ウケていたけど、何を話していたのかな。ハイド時のルーシーとの絡みはすごくセクシーだった。

エマとルーシーの女性2人は原作小説には登場しない、ミュージカルオリジナルのキャラクターだそうだ。ジキル(善人)とエマ(貞淑な妻)、ハイド(悪人・暴力)とルーシー(娼婦)が対になるように設定されている。この小説の主題は「善と悪の面が一人の人間の中に同居している」というものだ。しかし、小説が発表された19世紀当時、内面を考察するに値する「人間」は男性に限られており、依然として、女性は「良い女性」と「悪い女性」に分けられていたことが可視化されている。原作小説を批判的に発展させていて、非常に上手い。

エマ役のミン・ギョンアさんの歌は高音が出ていて非常にうまいかった。

また、アンサンブルはエネルギッシュで、「民衆」をやっている感があって満足。ジキハイの民衆は、一人ずつちゃんと人格がある演技をしていて、好きなタイプも「民衆」だった。

 

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今回見たことをきっかけにすっかりパク・ウンテさんにハマってしまったのだった・・・

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