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観劇日記

【感想】ミュージカル『テニスの王子様』全国立海3rd後編

テニミュは2回目なのですが、前編に続き後編も友達に連れられて見てきた。一緒に行った友達2人が完全に沼落ちしており、見る前から絶対ハマるとか何とか言われたせいで、ハードルが爆上がりした。

 

 

 

2月10日(月)ソワレ@東京ドームシティホール

 

前編の感想で書いたとおり、前回はめちゃくちゃ楽しめたという訳ではなかった。けど今回はかなり楽しめた。その理由の一つは、前編と異なり後編は話の流れが1つにまとまっており(父との修行→リョーマ君の記憶を取り戻す→幸村先輩との試合で勝利)分かりやすいためだと思う。リョーマ君と幸村以外のキャラクターは今回は単に応援のために存在し、個々の感情はあまり重要ではない。前編は4試合の中でいろいろなキャラクターのいろいろな感情を把握しないといけないので、原作をよく理解しておかないといけなかったのだろう。

試合の後に卒業式のシーンが続いたのだが、これって必要なんだろうか。原作とはかけ離れている(原作では新テニスの王子様に続いている)し、中学を卒業してお別れするキャラたちを見たいだろうか(反語)。菊丸と大石がお別れとかなんで!?となって受け入れがたかった。それに、青学も立海も私立なんだからそのまま高校に進むんじゃないだろうか。青学に高等部の生徒がいる描写って原作になかったっけ。卒業式で制服を登場させたかったんだろうか。比嘉中の制服が白いブレザーでウケた。あんな新郎みたいな中学生おらんわ。

今回、歌やダンスがかなり上手いのに驚いた。いや、前編のときだってうまかったんだろうけど。1年生3人組のダンスがピッタリ揃っていてビビる。合唱もハモっている。一緒に行った友達の押しである日吉役の内海啓貴さんがビブラートかけまくっていて、しかもそれがネタにされていて驚いた。シアターオーブの「アナスタシア」見に行くことにしておいてよかった。でも、歌で強く印象に残るほど上手い役者さんもいなかったかな。赤也役の前田隆太郎さんは前回上手いなと思ったけど、今回はソロ曲なかったので。

前回の感想で、キャラクターが見分けにくかったと書いたけど、今回はそうは思わなかった。単に今回1バルセンターブロックで見やすかったからだと思う。やはり席で感激体験はすごく変わるのだなあ。さらに、今回はスピーカーの真下だったので音楽も効きやすくて楽しめた。場所によって音響が変わるのは録音の欠点ではあるが...

1stから同じ曲が多いのはやっぱり嬉しいけど、増田俊樹さんの「魔王な」幸村先輩の曲は、立石俊樹さんの幸村先輩にはあんまり合ってないんじゃないかとも思った。立石俊樹さんの幸村先輩のほうが原作には近いと思うけど。今回の新曲?「奇跡の神の子」が好きかというとそうでもない...公演全体を通して、同じ内容や感情の曲が連続して何曲かあって冗長な感じはした。

照明は結構工夫されていた。強い照明で何も見えなくするような演出とか、派手な演出が多い。跡部の技で水色の柱みたいな細いスポットライトが当たるやつがカッコいいですね。

 

See also:

次回(新テニミュ)の感想↓

iceisland.hatenablog.com

前回(全国立海前編)の感想↓

iceisland.hatenablog.com