たびたび言及しているけど、韓国のミュージカル俳優パク・ウンテ(박은태)さんが好きだ。(といっても、おととし(2019年)にハマったニワカなのですが・・・)
過去の作品も全部見たい!という欲求を少しでも満たすべく、今までに出演された作品をまとめてみた。
韓国語が分からないので、間違っていたらご指摘いただきたい。
2022年10月 更新しました。
パク・ウンテさん出演作一覧
『ライオン・キング』
2005年
アンサンブル
ウンテさんのデビュー作はライオンキングだそうだ。さすがに動画は見つけられなかった。サイの足の役とかやっていたそうです。想像できない・・・
『ノートルダム・ド・パリ』
2007~2009年
グランゴワール役
同名のミュージカルは二つあるけど、これはフランス発の方。(劇団四季でやっているのはディズニーの『ノートルダムの鐘』)
ウンテさんが演じたのは、狂言廻しである吟遊詩人のグランゴワール。初めてのキャストとしては、大きな役柄なんじゃないだろうか。劇団四季ぽいメイクをしたウンテさんが新鮮。
『愛は雨に乗って(サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~)』
2007年、2009年
ドンヒョン役
韓国オリジナルミュージカルで、日本でも何回か公演されているようだ。
この作品、登場人物は3人だけだそう。兄弟の絆を描いたもので、ウンテさんが演じたのは弟のほう。
大作もいいけど、こういうシンプルな舞台のウンテさんも見てみたいですね。
『ハムレット』
韓国で公演された『ハムレット』は何種類もあるらしく、どれだかよく分からず・・・ 2008年版と2011年版はおそらく違うものだと思う。
『モーツァルト!』
2010年、2011年、2012年、2014年、2020年
ウンテさんの出世作となった作品だそうだ。10年間、100公演以上も出演されているとのこと。
去年(2020年)配信で観劇した。他のキャストさん(ジュンスさん、パク・ガンヒョンさん)の分も見ましたが、やはりウンテさんのヴォルフガングが一番好きです。
『ピマッコル恋歌』
2010年、2011年
キムセン役
韓国オリジナルの、朝鮮王朝時代を舞台とした作品。 「ピマッコル」というのはソウルにある裏路地の名前だそうだ。
当時の公演レポを読むと、日本語字幕がついていたそうだ。このころからずっとパクウンテさんを見ている方々、すごいし羨ましいな~。
『蜘蛛女のキス』
2011年
モリーナ役
原作はアルゼンチンの同名小説で、 映画にもなっている。トランスジェンダー女性(もしくはゲイ男性)のモリーナと、社会主義活動家の青年ヴァレンティンが刑務所で出会い・・・というお話らしい。面白そうなお話なので、映画を見てみようかな。(追記:2021年に日本でも公演があったので見ました)
ウンテさんが2020年に『キンキー・ブーツ』のローラ役をやったとき、意外だと思ったけれども、過去にも性的マイノリティの役はやっていたんですね。
『エリザベート』
2012年、2013年、2022年
ルイジ・ルキーニ役
↓2013年?の映像
↓2022年の映像
ウンテさんのルキーニ、根はいい人そう。愚かな民衆を扇動してやるぜじゃなくて、本当に民衆のこと思ってそう。(あまりアナキストっぽくはない・・・)
ウンテさんはもう『エリザベート』には出演してくれないのだろうか。韓国ではトートは若い俳優さんの登竜門的扱いだから、難しいかな。いつかフランツ・ヨーゼフ役?
(2022年追記:ルキーニ役で再出演してくれました!美し~)
『皇太子ルドルフ(ルドルフ~ザ・ラスト・キス~)』
2012年、2013年
ルドルフ役
フランク・ワイルドホーン作曲の二匹目の泥鰌を狙った作品・・・
『ジーザス・クライスト=スーパースター』
2013年、2015年
ジーザス役
とにかく見て!まじで。
JCSは本当に一番好きな作品で、いろいろなバージョンを見たけれども、ジーザス役の理想の一つなんじゃないかと思う。歌が上手くて高音が出るのはもちろんだけれど、葛藤の表現がすごい(語彙力なし)。
筆者は韓国語が分からないのでインタビューとかも読めないし、ウンテさんの内面について何も知らないけれども、ジーザスみたいな人なんじゃないかと勝手に思っている。
『フランケンシュタイン』
2014年、2018年、2021年
アンリ・デュプレ/怪物役
韓国オリジナルミュージカルで、何回か日本公演もされている。
メアリ・シェリーの原作から話がかなり変わっているらしい。ウンテさんが演じるアンリは、主人公であるフランケンシュタイン博士の親友だが、無実の罪で処刑されてしまう。フランケンシュタインはアンリを生き返らせようとするが、出来たのはアンリの記憶をなくした「怪物」だった・・・というお話。
善人が途中から悪人に変わる役柄は、次の『ジキル&ハイド』に通じるものがある。
今後もウンテさんが演じてくれる予感がするので、機会があったらぜひ見たい作品。
『ジキル&ハイド』
2014年~2015年、2016年、2018~2019年
ヘンリー・ジキル/ハイド役
フランク・ワイルドホーン作曲のブロードウェイミュージカル。韓国ではすごく人気がある演目だそうだ。
筆者を沼に落とした作品。善良なジキル博士からハイド氏への変化はウンテさんの表現力大爆発。
予習なしでいきなりこれを生で見てやばかったときの感想、このときはまだハマったことに気づいてない・・・
『ドリアン・グレイ』
2016年
ヘンリー・ウォットン役
オスカー・ワイルドの小説が原作で、韓国でオリジナルミュージカル化した作品。
ウンテさんが演じるヘンリーは、美青年ドリアンを唆して悪に導く役。ジュンスさんドリアンとウンテさんヘンリーの競演、見たかった。
『ファントム』
2017年、2021年
ファントム役
アンドリュー・ロイド・ウェーバーではない方の『オペラ座の怪人』。どう違うのかは、よく知らない・・・
『マディソン郡の橋』
2017年、2018年
ロバート・キンケイド役
アメリカの小説を原作にしたブロードウェイ作品。農場で暮らす主婦フランチェスカと、カメラマンのロバートの、4日間だけのラブストーリーを描いている。
同じ小説をもとにした映画は、アカデミー賞を受賞していて、ロバート役はクリント・イーストウッドが演じているとのこと。
韓国ミュージカルで、サスペンスなしの純粋にロマンチックなラブストーリーって珍しいですね。
『ベン・ハー』
2017年、2019年
ユダ・ベン・ハー役
これも、アメリカの小説を原作にした作品で、韓国のオリジナルミュージカル。映画は有名なので、さすがに私でも知っている(見たことはないけど・・・)
ウンテさんが演じた主人公のベン・ハーは、イエスと同時代のイスラエルの青年。自分や家族を陥れた友人に復讐を遂げるが、心は晴れない。十字架に架けられるイエスと出会い、奇跡を目の当たりにすることで、信仰を知る・・・というお話らしい。
『ジーザス・クライスト・スーパースター』に続き、十字架を担いで歩くウンテさん。本当に、こういう正義や倫理に思い悩む役柄がすごく上手い。
『ドクトル・ジバゴ』
2018年
ユーリィ・ジバゴ役
ソ連の同名小説を基にした、韓国オリジナルミュージカル。
お話の舞台は革命期だそうで、確かに背景にデモっぽいシーンが。反革命ということでソ連では出版禁止だったらしい。ソ連の話だと知らなかった・・・
『スウィーニー・トッド』
2019~2020年
ティム・バートン監督の映画にもなった、ソンドハイム作曲のブロードウェイミュージカル。主人公は妻を奪われた理髪師のトッド氏で、腹いせに人を殺しまくり、パイにして売りまくるという話(いいえ)。
実は、このとき韓国まで見に行ったのだけど、パク・ウンテさん回でなくホン・グァンホさん回を見たのでした。ホン・グァンホさんのトッド氏はわりとガチの狂気、若干のクズ感もあり怖かった。
ウンテさんトッド氏はどんな感じだったんだろうか。動画がなくてわからないけど、たぶん心の奥底では良い人みたいな感じだったんじゃないかと想像。今思えばウンテさん回も見ればよかった・・・
『キンキーブーツ』
2020年
ローラ役
シリアスな役柄が多かったウンテさんが『キンキーブーツ』のローラ役ということで、話題になった作品。ウンテさんがハイヒール履いて踊ってるの新鮮!
『ジェントルマンズガイド(紳士のための愛と殺人の手引き)』
2020~2021年
モンティ・ナバロ役
これもトニー賞受賞のブロードウェイ作品。
貧乏な青年モンティが、爵位の継承権を得るために次々に人を殺すというコメディ。
コメディだけど、ちゃんと内面の葛藤も描かれていて良かった。『ジキル&ハイド』や『キンキーブーツ』のネタも仕込んでくれていて嬉しい。
『笑う男』
2022年
グウェンプレン役
レミゼと同じユーゴーの小説が原作の韓国オリジナル作品。2022年には日本でも公演があったけど見ませんでした。
動画がない・・・なぜだ!
参考
パクウンテさんプロフィール | パク ウンテ ジャパンファンサイト(박은태)